ED治療薬の効果と副作用とは?

ED治療薬の効果とは?

 

ED治療薬、またの名は勃起改善薬「PDE(phosphodiesterase = ホスホジエステラーゼ)5阻害薬」の登場で、どれだけの男性が救われたことでしょうか。

 

まず効果をを持つメカニズムかららみていきましょう。日本では、バイアグラ、レビトラ、シアリスの三種類が発売されています。基本的には全て同じです。

 

ペニスの海綿体にはNO(一酸化窒素)という物質があるのですが、これは血管を広げるという役割を担っています。これにより、ペニスに血液が入り、勃起するということです。

 

ところが、同じく海綿体にあるPDE5という酵素がNOの働きを妨げ、血流を悪くしたり、海綿体に血液がたまらないように作用したりします。これがEDの原因の一つになります。

 

PDE5阻害薬はその名の通り、PDE5の働きをブロックします。すると、NOは邪魔されることなく、血管の拡張をすることができます。結果的に勃起が促進されるというわけです。

 

バイアグラの効果

 

日本では1999年に発売されたバイアグラ(物質名はシルデナフィル)は服用後30〜60分で効果が現れます。食事に影響されるため、食後1時間以降に服用する必要があります。

 

効果としては、3,000名以上で試験を行った結果、「勃起は改善しましたか?」という質問に76%という人が「はい」と答えています。

 

レビトラの効果

2004年に発売されたレビトラ(物質名はバルデナフィル)は服用後15〜30分と他の2剤に比べると早く効きます。ただ、やはりしょくじに影響されるので食後30分以降が望ましいです。

 

実証試験の結果は、4,286名に試験した結果、69%が効果ありとしています。

 

シアリス

2007年発売のシアリス(物質名はタダラフィル)は内服後30分で効果を現し、なんと24〜36時間継続します。しかも、食事の影響をうけないので、食後すぐに飲んでもOKです。作用時間が長いため、例えば金曜の夜に飲んでおかば、土日の間に飲まずに効果を継続させることも可能です。

 

実証試験は、1,112名のうち80%が効果ありとしています。

 

ED治療薬の副作用とは?

 

ED治療薬を飲むと、心臓がやられる、腹上死する、などの話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

結論からいうと、そのようなリスクはありません。

 

バイアグラに関する2万人の試験では、心筋梗塞の発生率は100名中0.58名。飲んでないグループの心筋梗塞の発生率は、100名中0.95名。

 

なので、バイアグラを飲んでも、心筋梗塞の確率が上がるわけではないのです。

 

そもそもバイアグラ(シルデナフィル)は狭心症を治すために開発が始まった薬です。臨床試験でたまたま勃起不全が改善した患者がいたので、ED治療薬として使われるようになりました。

 

なので、もともと心臓にはいいものとして作られているのです。血管が拡張するので、血流がよくなるので、実は体全体にもいい効果を発揮します。これは他の2剤も同じです。

 

ただ、狭心症に使われる硝酸薬(ニトログリセリン)との併用は危険です。この薬にはもともと血管拡張作用があるので、PDE5阻害薬を一緒にのむと、血管を拡張させすぎるので、血圧が低下してしまうおそれがあるからです。

 

ジェネリックの効果も同じなの?

 

結論から言うと同じです。ジェネリックとは、まず先にあるメーカーが開発した医薬品を20年間独占的にそのメーカーが販売できます。20年で特許が切れるため、他のメーカーも製造、販売できるため安くなるのがジェネリックです。なので、成分は全く同じです。

 

ただ、薬には主成分以外の成分にも特許がかかっている場合があり、そちらの特許はまだきれていないこともまれにあります。例えば、薬のコーティングで使われる成分などです。その場合、ジェネリックにはコーティングには違う成分が使われる、といったケースはあります。コーティングが違うと、消化のスピードが違ったりする、などの違いが現れる可能性はあります。ですが、主成分が同じなので、基本的には効果も副作用も同じと考えて問題ありません。

 

気をつけるべきは偽造薬

 

副作用よりも気をつけたほうがいいのは偽造薬です。バイアグラ、シアリスなどとネットでけんさくするとたくさんの販売サイトが出てきます。2008年の調査では、ネット上で入試して解析した結果、43.6%が偽物だったというデータあります。

 

効かないけど、無害ならいいかもしれません。ですが、なかには汚染物質が含まれていたという報告もあります。なので、やはりきちんと医者に処方してもらうほうがいいでしょう。